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危害リスト

Hazard List

危害リスト

危害リスト

環境に影響を与えリスクとなるものを紹介します。

  1. 微生物(Microbio)
  2. 有害生物(Pest)
  3. 塵埃(Dust)

1. 微生物(Microbio)

インフルエンザ・パンデミック

近年大流行が懸念されている 新型インフルエンザは主に鳥類のインフルエンザが遺伝子変異により人間社会に侵入し、 ヒトのインフルエンザと遺伝子の組換が可能になった場合、 ヒトからヒトに感染して「パンデミック(Pandemic)」、多くの感染者や患者が発生すると考えられています。WHOでは全世界で200~740万人の死者がでると推計していますが、 過去のスペインフルで推計した場合、1億人もの被害がでると考えられています。

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌のこと。この菌による感染症ルートは主に病院内である。健康な一般人には影響がないが、体力の低下している昜感染性宿主にしばしば感染拡大して問題になる。

VER(バイコマイシン耐性腸球菌)

バイコマイシン耐性腸球菌のこと。MRSAの治療時に使われる抗生物質に対して耐性をもった細菌で、 ほとんどの種類の抗生物質に効果がなく、患者の治療に対して大きな支障をきたす。 近年、新たな院内感染として注目されている。

腸管感染症

食中毒を中心にノロウイルス感染症や腸管出血性感染症O-157などが有名である。人の手先や、飲食品などを介して感染する。また感染者や保菌者の糞便や嘔吐物から二次感染するので注意が必要。症状としては嘔吐、下痢、腹痛などですが老人や子供が感染した場合、重症化する可能性がある。

2. 有害生物(Pest)

メイガ類

穀物食品を中心とした商品に混入することが多い小蛾類である。各種穀類、小麦粉、菓子類、豆類、飼料などさまざまな品目で 内部発生を危惧しなければならない昆虫。

ハエ類

イエバエ科、ニクバエ科、ノミバエ科、ショウジョウバエ科などさまざまな種類がある。 発生場所は、厨芥、ゴミ処理場、畜舎、鶏舎などさまざまな場所で発生して、病原菌などを媒介する。

ゴキブリ類

クロゴキブリ科、ワモンゴキブリ科、チャバネゴキブリ科、ヤマトゴキブリ科などが存在し、 病原菌の媒介や、食品混入などで問題になる。代表的な衛生害虫の昆虫。

ハチ類

野外昆虫で家屋内外に巣を作り問題になる。オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、アシナガバチ、セイヨウミツバチなどの種類がある。毒針を有し、刺されると激しい痛みと炎症が起こり、ひどい状態になると呼吸不全や心停止になる場合がある。

トコジラミ

トコジラミは体長約5mmの吸血性昆虫。人や物に付着して運ばれて、渡航者が宿泊するホテルや旅館などで繁殖。近年、人の移動の活発化により被害が拡大中。強い繁殖力と生命力に加えて、一般的な殺虫剤が効かない個体も増加中。昼間は柱の割れ目や畳の裏側などに潜んでいるため、明るい状態でトコジラミの姿を確認するのは困難。夜になると現れ、人や動物の皮膚から吸血する。アレルギー反応のため個人差はあるが、吸血された箇所がかゆくなる、赤くなる、発熱などの症状がある。

3. 塵埃(Dust)

シックビル症候群

オフィスビルの室内環境問題により発症するものとされている。空気調和設備の維持管理不足、またはVOC(揮発性有機化合物)の発生、 在室人数の増加による空気汚染など、様々な要因が考えられる。症状として目や喉の粘膜刺激症、頭痛、疲労、腹部苦悶感など様々な症状がある。

水系感染症

水を介して起こる健康障害として、最も重要なのは水系感染症です。病原性微生物(コレラ、腸チフス、細菌性赤痢など)に汚染された水を経口より取り入れることにより感染し、さまざまな健康障害を起こします。建築物衛生法では遊離残留塩素検査を7日以内に1回、また1年以内に1回以上貯水槽の清掃が義務付けられています。

ゾーニング

医療施設や食品工場では清潔区域、準清潔区域、汚染区域に分別されます。清掃時に区分を明確にしておかなければ、汚れや病原性微生物の拡散につながり、院内感染または食中毒のリスクが高くなります。衛生管理プログラムとして従業者に周知徹底し、区分により運用計画を作成する必要性があります。